高良神社
こうらじんじゃ石清水八幡宮の麓の頓宮横、行教律師が建立した神殿の跡に鎮座する高良神社。
もとは、河原社と称し、馬場先本道を挟んでその前方を流れる放生川の側にあり、貞観3年(861)に行教によって建立されたと伝わる神社です。社殿は慶応4年(1868)鳥羽伏見の戦いによって消失してしまいましたが、明治15年(1882)に再建されました。
高良神社の有名な逸話として、元徳3年(1331)、兼好法師が著した『徒然草』に登場することでも知られています。
その一節に、「ある日、仁和寺の和尚が石清水八幡宮を詣でようと訪れ、極楽寺、高良神社を詣でた。参詣を済ませ、さて帰ろうとしたとき、人々は山頂をめざして階段を登っていく。何だろうと思ったが、私は今回の旅の目的である石清水八幡宮に参詣を済ませたのだからと帰ってしまった。後で石清水八幡宮が山頂にあることを知って、どんな小さなことでも、案内人は必要だと痛感した」と書かれています。
石清水八幡宮は遷座当初から国家、皇室、さらに武家の守護神として尊崇されてきたことから、もっぱら地域の人々が心のよりどころにした氏神は「高良神社」であったと言われています。
また、江戸時代後期に始まった勇壮な祭り「やわた太鼓まつり」が毎年7月に行われています。
定休日 | なし |
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住所 | 〒614-8005 八幡市八幡高坊 |
アクセス | 京阪本線「石清水八幡宮」駅下車、徒歩約3分 |