大扉稲荷社
おおとびらいなりしゃ創建は文政12(1829)年といわれています。
当時、富くじが流行しており、この稲荷社に祈った人が、その霊験によって富を得たことが伝わると信者を増やし、その寄進によって建立されました。しかしその祭神の名を知る人はなく、古記にも伝えられていませんでした。そこで京都七条の高瀬川傍で神降しや吉凶占いなど神告を業としていた者が「我は相槌稲荷の子、名を登毘良明神と申す」とのお告げを受け、その神の名を知ることになったと言われています。
こうして大扉稲荷社は「お扉さま」と呼ばれて信仰され、ここへ詣る人が多かったと伝えられています。
そして現在「宝くじに御利益がある」と静かなブームを呼んでいます。
住所 | 〒614-8091 八幡市八幡高坊15 |
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アクセス | 京阪本線「石清水八幡宮」駅下車、徒歩約8分 |