流れ橋(上津屋橋)

ながればし(こうづやばし)
CLOSE

時代劇の撮影にも使われる、日本最長級の木橋

全長356.5m、幅員3.3m、木橋としては日本最長級です。増水時の水の抵抗を減らすため、床板が浮き上がって流れる設計になっており、これが「流れ橋」の名の由来となっています。
橋は平成29年(2017)の流出で、過去22回流れました。このうち被害が大きかった昭和57年(1982) 、平成7年(1995)、平成9年(1997)は、全面改修が京都府の手によって行われました。さらに平成26年(2014)に台風11号の影響で流出し、その後、平成28(2016)に復旧した際には、木造橋の一部を鉄筋コンクリートとし、橋面を75cm嵩上げして流れにくい橋となりました。
現在は、木津川堤防のサイクリングロードとともに、近隣の人々の憩いの場となっています。また、自然の風景に溶け込んだ橋は、よく時代劇のロケーションに利用され、河川敷に広がる茶畑と相まって、ありし日を伝える詩的な風情を醸し出しています。

スポット情報 Spot Information

アクセス 京阪本線「石清水八幡宮」駅下車、京阪バス「上津屋流れ橋」バス停下車、徒歩約5分