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2024/6/23

やわたの社寺めぐり~高良神社(こうらじんじゃ)~

イベント季節の情報

 

毎年7月に「やわた太鼓まつり」宮入がおこなわれる「高良神社」に行ってきました。

京阪「石清水八幡宮」駅前から徒歩約3分。

石清水八幡宮の麓、一ノ鳥居をくぐって、頓宮殿を通り抜けるとすぐに右手に高良神社の鳥居が見えてきます。

 

 

石清水八幡宮がある男山の緑豊かな木々に囲まれて社殿が建てられています。

 

もとは、河原社と称し、馬場先本道を挟んでその前方を流れる放生川の側にあり、貞観3年(861)に行教律師によって建立されたと伝わる神社です。

社殿は慶応4年(1868)鳥羽伏見の戦いによって消失してしまいましたが、明治15年(1882)に再建され現在に至ります。

 

 

高良神社の有名な逸話として、元徳3年(1331)、兼好法師が著した『徒然草』に登場することでも知られています。

その一節に、「ある日、仁和寺の和尚が石清水八幡宮を詣でようと訪れ、極楽寺、高良神社を詣でた。参詣を済ませ、さて帰ろうとしたとき、人々は山頂をめざして階段を登っていく。何だろうと思ったが、私は今回の旅の目的である石清水八幡宮に参詣を済ませたのだからと帰ってしまった。後で石清水八幡宮が山頂にあることを知って、どんな小さなことでも、案内人は必要だと痛感した」と書かれています。

往時は隣接する頓宮・極楽寺と共に荘厳を極めていたのでしょうね。

 

石清水八幡宮は遷座当初から国家、皇室、さらに武家の守護神として尊崇されてきたことから、もっぱら地域の人々が心のよりどころにした氏神は「高良神社」であったと言われています。

神社に滞在中も地元の方々が、お詣りに来られていました。

 

石清水八幡宮参拝の際には、どうぞ高良神社にもお詣りくださいませ。